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ストレスコーピング②-質より量-

お疲れ様です。お立ち寄りありがとうございます。

今回は前回に引き続きストレスコーピングについてです。
前回はストレスの強度について数値化(スケーリング)するという方法をお伝えしました。
まだ読まれていない人は是非こちらも読んでみてください。

今回は対処(コーピング)法についてです。

息抜きの数は何個ありますか?

自分なりのストレスの対処法を持っていますか?
人それぞれですがいくらかお持ちだと思います。
少し挙げてみてください。息抜きやリフレッシュ・リラックスできることです。例えば

旅行、フットサル、サウナ、映画鑑賞、美術館、カフェ巡り、音楽ライブ、マッサージ、etc… です。
改めて考えてみると、どのくらい種類がありましたか。
実際20個は出なかったのではないでしょうか。10個あれば良い方だと思います。

ストレスは数えきれないくらい色んなことから受けるのに、息抜きできる対処法の数が思っている以上に少ないことに気づきます。

その対処法の頻度は?

自分が挙げた対処法はどのくらいの頻度で活用していますか?
旅行や音楽ライブだと数ヶ月に1回だったり、スポーツや飲み会なんかだと週末にしか実施できなかったりします。
こうしてみると開催が少ないイベント事や数時間~半日を要することでは頻繁に行うことができないのです。
ですが、自分のストレス対処法が意外と休日にしかできないものがほとんどだったりしませんか?

質より量

休日を使ってしっかり息抜きすることも大切ですが、対処法は日々の中で活用してなんぼです。
短時間でも頻繁にできることを、たくさん持っておくことが大切です。

仕事や学校の合間でもできることや小一時間あればできることなどです。また、毎日できることも大切です。
例えば、

コーヒーを飲む、友達に電話する、少し目を閉じる、伸びをする、お風呂で歌う、車の中で叫ぶ、深呼吸する、笑顔を作ってみる、帰り道を変えてみる、etc… 

といったように些細なことでもバリエーション豊かにたくさん持っておくことが重要です。
「目を閉じる」、「伸びをする」なんかは数秒あればできるので、仕事中でも可能です。
数秒、1分、10分、1時間、2時間、半日、一日でできることを把握して種類の幅を持っておくと活用シーンが明確に増えてより効果的です。

コーピングも数値化

出来事によるストレスを数値化したように、対処法にも自分なりに数値化してみてください。
深呼吸(5点)、ストレッチ(10点)、サウナ(50点)、マッサージ(100点)といった具合に自分の感覚に応じて数値を振り分けます。
そうすると、「今日嫌な出来事(ストレス50点)があったから、サウナ(コーピング50点)に行こう」や「ストレス30点の出来事があったから、10点のコーピングを3つやろう」といったように対処ができるようになります。ちょっとしたゲーム感覚になるのも楽しく思えます。(笑)

100点満点の対処法を持っていても休日にしかできないことだと、ストレス強度が40点の出来事が3日も続けば、ストレスの方が勝ってしまいます。
そういったことからも、コーピングは質より量です。

おわりに

現代人は知らず知らずのうちにストレスをたくさん受けています。意識的にストレスケアを行うことが大切です。対処法を増やしてそれぞれ数値化してみてください。どうしても思いつかない人は他の人にどんな対処法をしているか聞いてみてもいいと思います。話のネタにもなりますよね。(笑)
少しでも参考になれば幸いです。それでは。

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