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あなたの人生には台本があります。

お疲れ様です。
お立ち寄りありがとうございます。
ハロウィンも終わったと思ったら、クリスマスがちらほら顔を出し始めたのを街で見かけます。
子どもの頃はクリスマスの近くなるとワクワクして、まだか!まだか!と待ちわびていたのをよく覚えています。
そんな今回は、幼い子供の頃に出来上がる自分の心理的な台本について記載したいと思います。

誰しもが人生に脚本を持っている

この台本は人生脚本と言われています。一般的に、3~14歳頃までに出来上がるとされています。
特に心理的な印象が大きいものが反映される傾向があります。
幼い頃、対人関係における成功体験が今後の自分の行動シナリオとなっていることがあるのです。
人生脚本には代表的なパターンがあります。その一部を紹介します。

禁止令

小さい頃に、「○○してはいけません。」と自由を制限された経験が印象深く残った場合、自由にやりたいことを実行するのに抵抗感を持ち、無意識に「実行しない」という判断を行ってしまう場合があります。この場合は、「実行するな」という禁止令を受け取っていることになります。
他にも、話しかけても「後にして」、「近寄らないで」と言われた経験が印象深く残った場合は、「近づくな、愛するな」という禁止令を受け取っており、対人関係での距離感の取り方に無意識に苦手意識を持って、交流をさける場合があります。

ドライバー

「○○するな」という禁止令とは違い「△△しろ(であれ)」という受け取りにより作られるものです。
「ちゃんとしなさい」という命令を受けた経験が印象深く残っている場合、「完璧でないといけない」と無意識に思い結果や評価が伴わないと必要以上に落胆してしまったり、自己否定的になってしまったりすることがあります。この場合は「完璧であれ」というドライバーを受け取っていることになります。「頑張りなさい」という経験が印象深かった場合は努力することに価値を見出してしまい、結果がどうあれ努力ができればOKと無意識に感じてしまう場合があります。逆に努力せずに結果が出せることに罪悪感があることもあります。この場合は「努力しろ」というドライバーを受け取っていることになります。

相手も自分も悪くない

禁止令やドライバーを理解すると小さい時にそんな言葉を投げかけた相手が悪いのではないかと考えてしまいがちです。そうすると、その多くは家族や教師が起因となります。
しかし、「近寄るな」と言われたとしても、嫌いだから発した訳でもなければ、本当に遠くへ行かせたかった訳でもありません。
ただ、その時に手が放せなかっただけかもしれません。
相手が悪くなければ、自分の捉え方が悪かったのかということになりがちですが、絶対に違います!
発言者に色々な背景があったとしても、知識も経験も未熟だった当時の自分には理解で気なかったはずです。そんな未熟な当時の自分が怒られない方法や喜ばれる方法を考えて導き出した成功選択なのです。当時は近づかないことが正解だったのです。なので自分も相手もどうか責めないでください。

今は別の方法を選んでいい

当時の自分の選択は正解だったですが、これは当時、幼く未熟だった頃のはなしです。今は経験も思考も成熟して、できることも多くなっています。さらに人、状況、内容も当時と変わっているはずです。
だから、実行していいし完璧でなくてもいいのです。当時の小さい頃は家族や教師に依存しないと生きていけなかったのかもしれませんが、今は自立して生きていけるかもしれませんし、怒られることもなはずです。

おわりに

人は成功体験を繰り返し行ってしまうと言われています。幼少期に体験した怒られない術や褒められる術は紛れもなく自分で導き出した成功です。その当時の成功が大人になった今は、通用しなくなったというだけです。自信を持って別の方法を選択すればいいんです。難しいと感じるかもしれませんが、人には自分の人生を楽しむ権利があります。自分の人生脚本を書き換えることは可能です。それでは。
難しいと思う人は気軽にご相談ください。生きやすくなる方法を一緒に考えましょう。

■ご予約はこちら
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