お疲れ様です。お立ち寄りありがとうございます。
今回は人間関係が上手な人の特徴について記事にしたいと思います。
人間関係が上手い人というと、どんな人を思い浮かべるでしょうか。
話しが面白い、人の話をよく聴く、ルックスがいい、愛嬌がある、自信がある、気遣いができる、など色々な人が思い浮かんだと思います。
これらは全て、その人の性格や容姿が反映されています。
しかし、人の関係性を上手く構築して自己実現できる人には、性格や容姿以外に特徴があったというのです。今回はそんな事例を紹介したいと思います。
性格だけが全てではない
性格には内気な人も外交的な人、きっちりしたい人、おおざっぱにざっくりしたい人、と様々ですが、人間関係を上手く構築できるという点に性格はそこまで大きな要因ではないようです。
同一企業の管理職の人を対象に行ったこんな実験があるようです。
対象者は共に抜群の営業成績を上げていたそうです。
そんな対象者達にエゴグラムという心理テストを行ったところ、様々な相違した点があったということでした。
エゴグラムとは、すごく簡単に言うと人の性格や特徴を表す心理テストの一つです。そのエゴグラムの結果、対象者達に共通する点は見つからなかったということでした。
共通していたものは・・・
とはいえ対象者達に共通点も見られました。それは自他肯定ができているということでした。
これはOKグラムという心理テストの結果で見受けられた傾向です。
OKグラムとは
OKグラムとは自己肯定、自己否定、他者肯定、他者否定の4つの尺度を用いて自分と他人をOK(肯定)的捉えられているか図るものです。
営業成績をあげていた対象者達は共に自己肯定と他者肯定の尺度が高い傾向が見られました。
OKグラムで得られる4つの結果
① I’m OK (自己肯定)you’re not OK(他者否定)
② I’m not OK (自己否定)you’re OK(他者肯定)
③ I’m not OK (自己否定)you’re not OK(他者否定)
④ I’m OK (自己肯定)you’re OK(他者肯定)
のうち、対象者達は④の傾向があったということでした。
性格が同じでも
また別の事例では、同じ管理職で同様のエゴグラムの結果だったとしても④のOKグラムを持つ管理職員は上司部下からの信頼も厚く働きにも申し分なかったのに対し、①のOKグラムを持つ管理職員は優秀さは認められているものの、一部からの信頼はあるが敵も少なくないという評価を受けていたということでした。
おわりに
交流分析という心理療法理論によると、④の自他肯定ができることが一つのゴールだと考えられています。通常、人は①~③のどれかに陥りがちだとされており、受けた教育・養育、得た知識や経験によって自分も他人を受け入れていくことを学んでいくとされています。
すなわち自他肯定はある程度の知識や経験によって自分を訓練していくことで培われる状態であり、後天的に身に着けることができるとされています。
いつの間にか、自分や他人を否定してしまっていませんか?
自分と他人は違います。それを受け入れていくことが大切です。少し意識してみるだけでも違ってきます。是非意識してみてください。それでは。
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