お疲れ様です。お立ち寄りありがとうございます。
新年度も始まり、働くビジネスパーソンにとっては異動や役職の変化で環境が大きく変わった人も多いのではないでしょうか。特に新社会人や新しい会社で働き始めた人はなおさら変化が大きいはずです。
環境が変わると自分が感じていなくても、ストレスはかかっているもの。
また、周囲に精神的負担がかかっている人がいたら素早く気づいて、メンタル不調を予防してあげるのも産業保健の基本。
なので、今回はうつ病やメンタル不調の初期症状についてのお話です。
初期症状では以下がよく見られると言われます。
・遅刻
・欠勤
・ミスの増加
・仕事の能率(生産性)の低下
・もの忘れ、忘れ物の増加
上記を見てどう思われますか?
仕事中、周囲にそんな人がいたら、「メンタル不調かもしれない」と思いますか?
「やる気が足らない」、「集中力がない」、「仕事を軽視している」というように「サボっている」ように思う人の方が多いのではないでしょうか。
また、ミスの増加や生産性の低下などは自分自身でも気づくことが難しい場合もあります。
そのため、指摘されて初めて気づくことが多く、自分は「集中力がないんじゃないか」、「仕事ができない」と感じてしまう可能性があります。
そうなるとさらに精神的負担(ストレス)がかかり、症状を加速させてしまうという悪循環を引き起こしてしまいます。
諸説ありますが、メンタル不調は脳疲労と関連性が高いと言われています。
「ストレスが脳内ホルモンの分泌に影響する」なんていう話を耳にした人も多いと思います。
メンタル不調を脳の不調と捉えると、前述の症状も納得がいくのではないでしょうか。
ただし、実際にサボっている可能性もあります。
なので、上司や周囲としては「サボっているかもしれないし、メンタル不調かもしれない」と両方の可能性を考え関わっていくことが重要になります。
その外にも自分自身で気づけるサインとしては
・憂鬱感
・疲労感
・便秘、下痢
・睡眠の変化
・体重の変化
という症状もあげられますが、自分でも気づけない場合もありますし、自分から周囲に敢えて公言しない場合がほとんどだと思います。ですので、周囲がいかに本人の不調に気づけるかということが非常に重要になってきます。
そのためにも普段からその人を「見て・聴いて・受け止めて」いくことが大切です。
頭ごなしに指導するのではなく、その人の状況や気持ちを確認していく必要があります。
話を聴いてもらうだけでも本人はすごく楽になることがあります。また、話を聴いてもらえる人が近くにいるかどうかも安心感に大きく影響します。
そんな職場環境であればメンタル不調も未然に防止できる率は上がるはずです。
それでは。
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