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先日、令和2年度の職場のハラスメントに関する実態調査の結果が厚労省のWEBサイトで公開されました。
過去3年間のハラスメント状況についてのアンケートを実施した内容です。
ハラスメントの種類は
パワハラ
セクハラ
妊娠・出産・育児休業等ハラスメント
介護休業等ハラスメント
顧客等からの著しい迷惑行為
就活等セクハラ
に分けられていました。
一番発生件数が多いのは「パワハラ」、次いで「セクハラ」、そして「顧客から」とつづいていました。
特に、パワハラは1,000名を超える大企業では増加傾向にあるようです。
自分が受けた時の相談先の上位は上司、同僚、家族・友人の順番です。
やはり、身近な人に相談するケースが多いようです。
しかし、「何もしなかった」という回答も男女とも3割を超えているのも気になるところです。
そのうち半数以上の理由が「何をやっても解決にならないと思ったから」という理由でした。
既にあきらめがあるのが窺えます。
また、「ハラスメントの知った後の勤務先の対応」については「特に何もしなかった」の回答が一番多い結果でした。組織側は何かしら対応したのかもしれませんが、当事者は何もされなかったと感じているのかもしれません。
「席替え」や「加害者への注意」などの対処が意味を成していなかったのかもしれません。
このあたりは非常に気になるところです。
自分が結果を確認して感じたのは当事者には「あきらめ」や「突き放された」ような感覚があったように思います。
まともな組織であれば労務管理が厳しい昨今、組織側が何も対応しないのはありえないと思います。
しかしながら、解決になっていなかったり、そもそも伝わってすらいなかったりしている状況に思えます。
組織側は対策・対応をしていることをしっかり伝えていくことで、「自分達を見てくれている」という認識をもってもらう必要があるように思います。
ただ「伝える」という行為は受け手との信頼関係が出来ていないと、伝え手の発信に興味をもってもらえない場合がほとんどです。
やっぱり日々の関係性の構築が重要だと感じました。それでは。
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