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バーンアウトについて

お疲れ様です。お立ち寄りありがとうございます。

バーンアウトは燃え尽き症候群とも言われますが、五月病で良く知られている症状の一つだと思います。
特にこの時期、5月も終盤に差し掛かり、次第に表出してくる場合もあります。
やる気がなくなったり、漠然とした喪失感や焦燥感があったりでモチベーションが上がらず、無気力になってしまいます。
ずっとモチベーションを高く保ち続けるのは負担もかかるものですが、できればイキイキと日々を過ごしたいものです。

そんなバーンアウトにまつわる研究を読んだので、紹介したいと思います。

アメリカと、日本で行われた研究だそうです。
「自分のための目標」「自分よりも大きな目標」のどちらを持つかで、学業の成功、仕事のストレス、人間関係、健康状態にどのような違いがあるかを調査したものです。

結果、「自分のための目標」にだけ努力していると、不安や怒り、妬みを感じたり、孤独感を味わうなど、うつ病に繋がる可能性があるということでした。一方、「自分より大きな目標」と繋がっていると希望や好奇心、感謝の気持ちなど、良い気分でいられ、健康状態も良かったことがわかったそうです。

ここで言う「自分より大きな目標」とは具体的にどんなこと?

と思うのですが、これは自分で考え、導き出し、目標設定することに大きな意味があるそうです。

「自分より大きな目標」をじっくり考えることで目標の持ち方、ストレスの感じ方に変化があったというのです。

実際に考えるのに用いた質問の一例が下記です。

○上司・同僚の視点からあなたの職務を定義するとしたらどのようになると思うか。
○上司・同僚からあなたの職務はどれくらい役に立っていると言うか。
○あなたの仕事は会社のミッションやコミュニティの人達の幸福にどのように貢献しているか。


上記のようなことを自身で考えていくだけで効果はあるんだそうです。

実際、考えただけでは職務に変化はありません。しかし、行っている職務に意義や、やりがいを感じることで、認識が変わったということでした。
また、「自分のため」の行動は自分の能力を証明することに気を取られてしまいますが、「自分よりも大きなもの」に貢献しようとした人は仲間と支え合う行動をとり、周囲から尊敬されたり好かれたりとネットワークも強化されていくことになります。

上記のように「自分を超えたもの」を目標にする方が、仕事へのやりがいを持て、人間関係も上手くいく傾向があるため、バーンアウトを防ぐことができるという研究結果でした。

何となく気分が乗らないと感じている人は一度、自分の仕事や職務の捉え直しをしてみてはいかがでしょうか。
それでは。

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