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実は否定になるフレーズ

お疲れ様です。お立ち寄りありがとうございます。

今回は関わり方や声掛けの時の注意点について記載したいと思います。
自分自身も知らず知らずに受けたかもしれないし、自分も与えてしまっているかもしれない否定のフレーズについてです。

条件付きの対応

何かをして褒められた経験や叱られた経験は誰しもあると思います。
こうした経験はわかりやすく印象にも残りやすい経験です。

例えば、
テストで良い点数がだった
部活動で良い成績を残せた
人助けをした

こうした結果に対して褒めてもらった経験があると思います。
逆に、
テスト悪い点数だった
部活動で良い成績が残せなかった
人に迷惑をかけた

といった結果に対して叱られた経験もあると思います。

このような出来事は褒められたにせよ、叱られたにせよ、納得いくことが多いと思います。
それは、褒められる、あるいは叱られる理由(条件)が明確だからです。
実際、受けた経験もあると思いますし、部下や後輩の指導では与えた経験もあると思います。

肯定的な対応と否定的な対応

結果が良ければ褒められる、結果が悪ければ叱られる。
結果が悪かったとしても過程を労ってくれたり励まされたりするなど、肯定的な関わりを受けると勇気づけられることがあります。
しかし、その励ましも言葉選びは注意が必要です。
例えば、
「ダメでもいいじゃないか」
というフレーズはどうでしょうか。
そう言われて嬉しいと感じる人もいると思いますし、納得できないという人もいると思います。
何故でしょうか。

「ダメでもいいじゃないか」というフレーズの省略されている部分を記載すると、
「あなた(の結果)はダメだった。それでもいいじゃないか」
ということになります。
励ましのつもりでも、実は一旦「ダメだ」と否定されているのです。
受け手は結果が悪くても「ダメじゃない」と言ってほしかった場合もあるからです。
もちろん、言った本人は否定したいわけではありません。
だから厄介なのです。

おわりに

相手のことを思って発した言葉も実は否定に繋がっていることがあるので、注意が必要です。
また、自分自身がいつの間にか受けてしまっていることもあります。
そうした場合、「良い結果が出せない自分に価値がない」という考えに捉われてしまい、満足のいく結果を出すことに執着してしまうかもしれません。
ある意味では頑張る糧にもなりますが、結果が出るまで自分を否定し続けるのはしんどさを伴います。
結果はダメだとしても、結果がまだ出ていなくても、あなた自身はだめではありません。それでは。

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